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ども、しいなです。

傷のほうもだいぶ治ってきたので、ちまちまと色々やってます。

絵のほうはしばしお待ちください。また何か載せますw

ちょっと今回は過去にあった不思議な話をしたいと思います。
(かなり文章が長くなると思うのでご了承をw)

まぁ、周知の通り、ボクは昔とあるゲーム会社で働いてました。
今となっては懐かしい思い出だったりするんですが……w

「マスターアップ」って言葉を皆さんも聞いたことはあると思います。
まぁ、データを製品にする最終段階とでも思っておいてください。
そのマスターアップ時に起こった不思議なお話。

実際、ゲーム会社での作業ってのは一般の方々が思うより過酷な仕事でして
マスターアップの前はいわゆる『修羅場』ってなものになります。
計画初期のまま進んでいれば、そんな修羅場ることもないんですが、
必ずと言っていい程、仕様変更や作業の遅れってな物が出てくるわけです。

マスターアップの期日をずらせればいいんですが、
そうすることで発売日が延期になるわけです。
ですので、それまで刷った広告等がすべてもう一度作り直し。
言わずもがな、ものっそい金額がそこで掛かってしまうわけです。
まぁ、一番はユーザーの信用を無くす事が痛手なんですけどねw

そんなこんなで、マスターアップの期日は延ばせない事が大半。
でも、期日までには間に合わせなければならない。
そうなると、答えは簡単。
泊り込みで作業をする事になります。

よく机の下に潜り込み、ダンボールにくるまって寝たものですww

まぁそんな修羅場中では事務所で生活する事がどうしても増えてきます。
(僕自身、一ヶ月以上家に帰ってなかったこともありましたw)

当時、食費とかが勿体無く、スタッフみんなで少しずつお金を出し合い、
全員で自炊もしてました。ある意味キャンプ気分w
まぁ、当番で昼飯、晩飯を作ってたわけです。

その日もいつもの様にスタッフ全員で会議室のテーブルを囲み
食事をしていました。(その日の料理は鍋だった覚えがありますがww)
匂いが篭るなどの理由からいつもドアは開けていたんですね。
んで、ボクと原画の人間はドアの外、ビルの廊下が見える位置で食事を取ってました。

わいわいと盛り上がりながら食事をしていたわけですが、
不意に廊下を青いものが通り過ぎました。

ボク「あれ?今誰か通った?」

廊下の向こうには社長室があったので、
プロデューサーか社長が来たんだと思ってました。
なのでそのまま思ったことを自然に口にしていました。

原画「あぁ、今誰か通りましたよね」

原画の人間も見ていたようで、ボクに続きました。



他の人間は見えていなかった様子で

プログラマー「誰かいたん?気づかんかった」
とか言う始末。

まぁ、片付けの時にでも確認してみればいいかと
その場はそれで終わりました。

さて、その片付けの時ですが
給湯室が社長室のとなりにあるんですね。
だから見れば中に誰かいるのかはすぐわかります。

しかし、誰もいるような気配もなく、社長室の扉は固く閉ざされてました。
もちろん、鍵も掛かってました。

食事中もずっと気になっていたので、誰か通らないかずっと気にかけていましたが、
そういったことはありませんでした。

まぁ、ボクと原画の人間の勘違いって事でその場は片付いたんですけど、
なんだか釈然としないモノが残りました。

その日は例のごとく泊まりでの作業で遅くまで作業していました。
ある程度作業も片付いたので、そのまま寝ようと机の下に潜り込みました。
が、同僚のグラフィッカーのイビキがうるさくて、寝れたものじゃありません。

そこで、社長室には誰もいないので、上司に鍵を借り、そちらで寝ることにしました。
まぁ、後で上司も社長室で寝ると言っていたので、ちょうど良いだろうと。

かなりの眠気があったので、社長室で横になるなり、すぐに寝てしまいました。

暫くしてふと目が覚めたんですね。
でもまぁ、身体の疲れがあったので、横になったまま目だけ閉じてました。

すると
「ギィ~」
社長室の扉の開く音が聞こえました。

あぁ、上司が寝に来たんだなと思い、ボクはもう一度寝ようとしました。

ただ、入ってきた上司は依然とドアの付近から動こうとしません。
まぁ、寝る場所を探してるんだと思っていたんですが、
その時、ゆっくりと気配が移動するのを感じました。

あぁ、やっと寝てくれるわ……そう思ったとき、
上から視線を感じました。
どうやら、ボクの横に立って見下ろしてるような感じでした。

しかも何故かそのまま動きません。

「ん~、何してんねん……さっさと寝てくれよ……」
そんな事を考えながら、寝返りを打ちました。

そうすると、上司は何を考えたのか、僕の周りをゆっくりと歩き始めました。

耳元でヒタヒタと足音が聞こえます。
目を閉じていても気配はわかります。

どのくらい時間が経ったでしょうか
そのまま暫くするとその気配は消えていました。
というか、ボクがまた寝てしまったのかもしれませんが……

朝、目が覚めると、妙な倦怠感が身体を襲ったのを覚えています。

んで、事務所に戻ると、上司が作業をしていました。
昨日の一件でボクは怪訝に思っていたので、聞いてみました

「○○さん、昨日ボクの寝てる時に何してたんですか?」

○○「は?何言ってるん?俺は寝やんと作業してたで」

「いやいや、入ってきはったでしょ?からかわんといて下さいよ」

○○「行ってないって。なぁ□□?」

と上司はプログラマーの人間に声をかけました。

□□「○○さん、ずっとココで作業してはったで。俺ずっと見てたし」

その言葉を聞いて、一気に背筋が凍りました。
見た限り、ボク以外の人間は事務所で寝てたみたいです。
んじゃ、あの時の気配は一体……

結局何もわからず仕舞いでした。
おそらく、その手の類のものだったのでしょう。

とまぁ、こんな事が当時は起こったわけです。
まぁ、他にもあるんですが、それはまたの機会に。

んでは、長くなってしまいましたが、この辺で。
ではでは

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» mjd~
なんて貴重な体験でしょうk(;´Д`)
通り過ぎたのはナニモノで
ウロウロしていたのはナニモノなのか

仲間がいるならともかく単騎では絶対遭遇したくないシチュですねぇ
ヽ(● ´ ー ` ●)/
エミ 2010/03/24(Wed)02:57:25 編集
» Re:mjd~
そんなに霊感も強い方じゃなかったんですけどねぇ……
なんででしょうか……ww
2010/04/10 21:34
» 無題
貴重な体験・・・なのかな?( ・◇・)?

きっとしいなさんの勘違いとか思い込みとかだよ。

しっかりするんだ!
さっちん 2010/03/30(Tue)20:06:53 編集
» Re:無題
勘違いだったらいいんだけど、かなり生々しかったからなぁ……
ちゃんと自分の目で見えりゃいいんだけどw
2010/04/10 21:35
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椎名燵深(しいなたつみ)とか名乗ってるらしいです。
なんか、CGとか絵とか描いてるようです。
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